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「同じものを買っているのに、なぜかレジでの合計金額が増えている」
物価高が続くなか、そんな実感をもっている方は多いのではないでしょうか。
2025年の食品値上げは2万品目超えで、家計のエンゲル係数は44年ぶりの高水準。
多くの家庭が、食費との付き合い方に頭を悩ませている時代です。
我が家もまったく同じ悩みを抱えていますが、それでも食費を月3万円台で続けてこられました。
気合いで我慢したわけではなく、買い物のリズム・冷凍庫の使い方・ふるさと納税を、「無理せず続く仕組み」にしただけです。
この記事では、2026年も食費と無理なく付き合うための 7つの買い物術 を共働き夫婦の実体験をもとにお伝えします。
読み終わるころには、「節約は我慢」ではなく「仕組みで続けるもの」という発想に切り替わっているはずです。
物価高は止められませんが、買い方を整えれば食費はちゃんと改善できます。

物価高で食費が上がってるの、もうどうにもならない気がしてるんだよね。

気持ちはわかるよ。
でも我慢じゃなくて「仕組み」で乗りきる方法があるから、これから紹介していくね。
- 物価高で食費がどれだけ上がっているか、2026年5月時点の最新データで把握できる
- 我慢ではなく仕組みで続く、7つの食費節約術がわかる
- 共働き夫婦が月3万円台後半で続けてきた、リアルな食費内訳と工夫がわかる
物価高で食費はどれだけ上がっている?【最新データで確認】


物価高って言葉は聞くけど、実際どれくらい上がってるか数字では見たことないな。

そうだよね。なんとなくの感覚だけだと、対策も立てづらいよ。ここで一度、客観的なデータを見てみよう。
「物価高」というニュースは毎日のように見るけれど、実際の数字を見たことがある方は意外と少ないかもしれません。
公的データを見ると、家計が感じている「食費の重さ」はしっかり数字に表れています。
まずは状況を客観的に把握するところから始めましょう。
2025年の食品値上げは2万品目超え、2026年も粘着的に継続
帝国データバンクの調査によると、2025年の食品値上げ品目数は 2万609品目 に達しました。
前年(2024年:1万2,520品目)と比べて 64.6%増 という規模で、家計を圧迫する大規模な値上げが続いた1年でした。
2026年はやや落ち着く見通しですが、値上げが止まったわけではありません。
帝国データバンクは2026年通年で 1万5,000品目前後 に達する可能性があると見ています。
つまり、値上げのスピードはゆるんでも家計が感じる負担そのものは続いていく状況です。
主な値上げ対象はこちら。
- 加工食品(冷凍食品・パックごはん・即席めんなど)
- 調味料(マヨネーズ・ドレッシング・みそ製品)
- 酒類・飲料
- コメ・カカオ豆・コーヒー豆など、原材料高騰の影響を受ける品目
毎日の食卓に登場する食品が中心なので、「節約のしようがない」と感じやすいのも当然です。
家計のエンゲル係数は44年ぶりの高水準に
総務省の家計調査によると、2025年の二人以上世帯のエンゲル係数(消費支出に占める食費の割合)は 28.6% に達しました。
これは 1981年以来、44年ぶりの高水準 です。
つまり、家計に占める食費の重さは、ここ40年で最も大きくなっているということです。
一方で、食料への支出は 実質ベースで前年比1.2%減 となっており、これは6年連続のマイナスです。
「物価が上がっているのに、量や品質を抑えて支出を減らしている」という、多くの家庭の対応がデータに表れています。
今は、「みんなが食費に頭を悩ませている時代」 と言えます。
我が家だけの悩みではなく、共働きでも単身でも、多くの家計で同じ課題が共有されている状況です。
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果」(2026年2月6日公表)
※結果の概要:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf
我が家でも実感した「同じ買い物で+1,000円」
我が家でも、物価高の影響をはっきり実感しています。
毎週ほぼ同じ食材を買っているのに、レシートの合計金額が1〜2年前と比べて1回あたり1,000円前後上がっているのです。
月にすると約4,000〜5,000円のプラス、年間で換算すれば 5〜6万円の負担増 になります。
特に体感としてキツいのが以下の食品です。
- 卵:1パック200円台→300円超えが当たり前に
- 食用油:1本300円→500円台に
- 食パン:1斤150円→200円超
- コーヒー:豆・粉ともに値上げが続く
「節約のために自炊を頑張ろう」と思っても、その自炊の材料費自体が上がっているので、食費も連動して膨らんでしまいます。
だからこそ、頑張って我慢するのではなく、仕組みで負担を減らす発想が必要になってきます。
なぜここまで物価が上がっているのか、その背景を詳しく知りたい方は以下の記事も、あわせて読んでみてください。
【物価高はなぜ起きる?元浪費家が家計目線で4つの原因をわかりやすく解説】
食費とどう「つきあう」か|無理しない節約の考え方


「食費は削るな」ってよく言われるけど、どうやって削るか難しいし、分からないんだよね。

いい質問だね!実は「削る」と「つきあう」は全然違う考え方なんだ。
ここでその違いを整理してみよう。
「食費を削ると健康が損なわれる」「食費は生活の質に直結するから削らないほうがいい」
こういったアドバイスをよく見かけます。
たしかに一理あります。我慢ベースで食費を切り詰めると、栄養も気持ちも続きません。
ただ、それは 「削り方が極端だった場合の話」 だと我が家では考えています。
食費は、削るのではなく上手につきあうことで、満足度を下げずに減らせる支出です。
このセクションでは、その考え方の土台を整理していきます。
固定費を見直した次に、食費との「つきあい方」を考える
家計の支出は大きく「固定費」と「変動費」に分かれます。
固定費(家賃・通信費・保険など)は、一度見直せば毎月自動的に節約効果が続くため、真っ先に手をつけるべき項目です。
しかし、固定費の見直しにはある程度の「上限」があります。
「格安SIMに乗り換えた」「保険を整理した」「サブスクを解約した」。
そこまでやり切ったら、次に大きな改善余地があるのが 食費(変動費) です。
食費は毎月繰り返し発生するうえ、買い方・選び方次第で数千〜数万円の差が出る支出です。
固定費ほど劇的な改善はないかもしれませんが、買い方を変えるだけで月3,000〜5,000円の差はじゅうぶん現実的です。
固定費の見直しをまだ終えていない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【物価高を乗り切る方法|共働き夫婦が固定費見直しで年8万円削った全手順】
食事の満足度を保ったまま、買い方を変える
「食費を減らす=食事の満足度が下がる」と思っている方も多いかもしれません。
ただ、必ずしもそうとは限りません。
変えるのは「何を食べるか」ではなく「どう買うか」です。
たとえば、以下のような工夫は食事の内容をほとんど変えずに支出を抑えられます。
- 買う場所を変える(スーパーだけでなくドラッグストアや業務スーパーも組み合わせる)
- まとめ買いと献立計画を組み合わせる(衝動買いと食材ロスをなくす)
- PB(プライベートブランド)商品を取り入れる(品質は変わらず価格は2〜3割安い)
満足度を下げずにコストを抑えるのは、買い方を見直すだけで十分可能です。
我が家もこの発想に切り替えてから、食費とのつきあい方が変わりました。
次のセクションからは、実際にやっている具体的な7つの方法をご紹介します。
食費とのつきあい方を変える 7つの買い物術


7つも紹介されると、ぜんぶやらなきゃいけない気がして気が重いんだけど。

その気持ちわかるよ。
でも、一度に全部やらなくてい。やれそうな1つから始めれば自然と続いていくよ。
「節約しよう」と思っても、何から手をつければいいか迷ってしまうことはありませんか。
我が家が実際に試して、無理なく続けられた方法を7つにまとめました。
全部やろうとせず、やりやすいものから1つずつ取り入れるのがコツです。
- ① 値上げが激しいカテゴリを把握する
- ② スーパーのPB商品を意識して選ぶ
- ③ 週2回の買い物日を固定する
- ④ 冷凍ストックで食材ロスをゼロにする
- ⑤ 自炊の回数を増やして、外食・コンビニとの距離を取る
- ⑥ 献立をざっくり決めて買い物リストを作る
- ⑦ ふるさと納税で「実質食費」を圧縮する
順番に解説していきます。
① 値上げが激しいカテゴリを把握する
節約の第一歩は「何が値上がりしているか」を知ることです。
なんとなく買い物をしていると、気づかないうちに支出が膨らんでいます。
特に値上げの影響が大きいのは次のカテゴリです。
- 卵:1パック200円台→300円超えが定着
- 食用油:1本300円→500円台に
- パン・小麦製品:食パン1斤が200円超
- 調味料・ドレッシング類:原材料費高騰で軒並み値上げ
これらは「代替品を探す」か「まとめ買いでストックしておく」という対応が有効です。
卵は特売日にまとめて買い、油は大容量サイズを選ぶだけで年間数千円の節約になります。
② スーパーのPB商品を意識して選ぶ
私が日常的に取り入れているのが、PB(プライベートブランド)商品の活用 です。
トップバリュ(イオン)・セブンプレミアム(セブン)・Pマーク(西友)など、大手スーパーのPB商品は「同等の品質でナショナルブランドより2〜3割安い」ことが多いです。
特に使い勝手がいいのは次のジャンルです。
- 調味料・油・砂糖・塩(品質の差が出にくい)
- 冷凍食品・冷凍野菜
- トイレットペーパー・キッチンペーパーなどの日用品
「PBは品質が落ちるのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、使ってみると気にならないジャンルも多いです。
まずは調味料1品だけPBに切り替えるところから始めてみてください。
③ 週2回の買い物日を固定する
「毎日ちょっと買い」は食費を膨らませる大きな原因のひとつです。
我が家では週2回、買い物に行く曜日を決めています。
まとめ買いすることで「ついで買い」「衝動買い」を防ぎ、食材の使いきりも意識しやすくなります。
コツは「完璧な献立」を立てなくていいこと。
「今週は鶏肉を多めに買って、月曜は炒め物に、水曜はスープに使おう」くらいのざっくりした計画で十分です。
細かく決めすぎると疲れて続かないので、大まかな流れだけイメージしておく程度がちょうどよいです。
④ 冷凍ストックで食材ロスをゼロにする
食費の無駄の代表格が「食材の使い残し・腐らせ」です。
我が家では自炊で多めに作ったおかずを冷凍ストックするほか、市販の冷凍食品も積極的に取り入れています。
冷凍庫を使いこなすことで、食材ロスがほぼゼロになりました。
特に冷凍向きの食材・料理はこちらです。
- 肉類:買ったその日に小分けして冷凍
- 作り置きおかず:煮物・炒め物・ハンバーグなど
- ごはん:炊いたらすぐ小分け冷凍
冷凍庫をうまく使うと、特売品をまとめ買いしておく余裕も生まれます。
⑤ 自炊の回数を増やして、外食・コンビニとの距離を取る
外食1回あたりの支出は、自炊の5〜10倍になることもあります。
とはいえ「毎日自炊」は現実的に難しい日もあります。
大事なのは「外食をゼロにする」ではなく、「なんとなくコンビニに行く・とりあえずテイクアウト」という選択肢を減らすこと です。
冷凍ストックがあれば、疲れて帰ってきた日もコンビニに寄らずに済みます。
「今日は無理」という日のための「逃げ道」を冷凍庫に作っておく。
これが続けるためのコツです。
⑥ 献立をざっくり決めて買い物リストを作る
買い物前に「今週何を作るか」をざっくりイメージしておくだけで、無駄な食材を買わなくなります。
完璧なリストは不要です。
「今週はこのたんぱく質を中心にする」「残り野菜はスープにまとめる」という方向性さえ決まっていれば、買い物の精度が上がります。
スマホのメモアプリに書き出しておくだけでも、レジ前の「あれ、あれも買わなきゃ」という衝動買いを防ぐ効果があります。
⑦ ふるさと納税で「実質食費」を圧縮する
ふるさと納税は、節税しながら実質2,000円で豪華な食品をもらえる制度です。
会社員世帯にとっては、活用しないのはもったいない仕組みと言えます。
我が家では、長期保存できる食品・調理時短になる食品を中心に返礼品を選んでいます。
実際に選んでいる食品はこちら。
- 冷凍ハンバーグ:夕食のメインに即戦力
- 冷凍の塩鮭:朝食に活用
- 冷凍ホタテ・冷凍牛肉:特別感のある食材が実質無料
- そば・うどん麺:乾麺・冷凍どちらも重宝
こういった食品をふるさと納税でまかなうことで、毎月のスーパーでの食費を実質的に圧縮できています。
「食費節約」と聞いて我慢を想像する方も多いですが、ふるさと納税は食のクオリティを保ったまま支出を減らせる、数少ない手段のひとつです。
我が家の食費の実例|共働き夫婦の月3万円台後半の内訳


7つの方法はわかったけど、実際これで本当に食費って下がるの?

気になるよね。ここでは我が家のリアルな数字を出すよ。
あくまで一例だから、自分の家計の参考にしてもらえるとうれしいな。
「節約術はわかった。でも実際いくらで生活できているの?」
その疑問にお答えするため、我が家のリアルな数字を公開します。
参考の一例として、生活スタイルが近い方の目安にしていただければうれしいです。
1ヶ月の食費内訳公開
直近の食費は 月3万円台後半 で推移しています。内訳は以下のとおりです。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 食材費(スーパー) | 約32,000〜33,000円 |
| 外食費 | 約2,000〜3,000円 |
| コンビニ・その他 | 約1,000円以下(ほぼ利用なし) |
| 合計 | 約35,000〜37,000円 |
我が家の場合、外食の回数が少なめ という特徴があります。年間6〜7回程度、月にすると1回行くかどうかのペースです。
これは「外食を我慢している」というより、自炊のほうが落ち着く という我が家の好みが大きいです。
外食したい家庭は外食を組み込めばよく、自炊志向の家庭はその分の予算を別に回せます。
なお、この数字にはふるさと納税の食品返礼品は含まれていません。
冷凍ハンバーグや冷凍牛肉・ホタテなどを年間でまとめて受け取っているため、実質的な食費はさらに低く抑えられています。
夫婦2人の食費の目安が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
【夫婦の食費平均は月いくら?2025年最新データ|総務省家計調査から見る節約の目安】
物価高の前と今で変えた3つの行動
2023年頃と比べて、我が家が意識的に変えた行動が3つあります。
この3つが、月3万円台後半で続けてこられた背景にあります。
① 買い物の回数・タイミングを見直した
以前は気づいたときにその都度買い物に行くスタイルでした。
しかしこれが「ついで買い」と「食材ロス」の温床になっていたと気づき、週2回・曜日固定に切り替えました。
回数を決めると「次の買い物日まで何とかしよう」という意識が生まれ、冷蔵庫の在庫を使いきる習慣が自然と身についていきました。
② 冷凍ストックを積極的に活用するようになった
物価高になってから、食材ロスへの意識が以前より上がりました。
特売の肉を多めに買ってその日に冷凍する、多めに作ったおかずを小分け冷凍する——こうした小さな習慣を積み重ねることで、「腐らせてムダにする」ことが減っていきました。
冷凍庫は「食費節約の貯金箱」だと考えると、使い方が変わります。
③ ふるさと納税の食品返礼品を食費節約に直結させた
以前は「なんとなく返礼品を選んでいた」状態でしたが、今は 食費節約という目的をもって返礼品を選ぶ ようになりました。
「長期保存できる」「調理の手間が省ける」「普段使いできる食材」を基準に選ぶことで、ふるさと納税が家計管理のツールとして機能するようになりました。
食費節約だけじゃない|「守り」と「攻め」をセットで考える

ここまで食費の節約術をお伝えしてきましたが、もうひとつ大事な視点があります。
節約だけで物価高に対応するのは、長期的に見るとやや片足だけで立つような状態 だということです。
物価は緩やかに上がり続けるのが基本で、節約できる金額にも上限があります。
食費を月5,000円減らせたとして年間6万円。これは十分大きな数字ですが、5年・10年スパンで物価上昇と並走するには、もう一つの軸があると安心です。
節約は「守り」、投資は「攻め」
家計を守る方法には、大きく2つのアプローチがあります。
- 守り:支出を減らす(節約・固定費見直し)
- 攻め:資産を増やす(投資・運用)
節約は、今すぐ効果が出る即効性があります。
一方、投資は時間をかけてお金を育て物価上昇に負けない資産をつくる 手段です。
この2つをセットで動かすことが、物価高時代の家計管理の基本になります。
我が家が実践しているのは「オルカン積立」
我が家では節約で生まれた余剰資金を、全世界株式インデックスファンド(通称オルカン)への積立投資に回しています。
毎月一定額を自動で積み立てるだけなので、手間はほとんどかかりません。
「節約で浮いたお金を、ただ貯めておく」のではなく、「積立に自動で流れる仕組み」をつくることで、お金が自然と育っていく感覚があります。
投資の始め方・オルカン積立のポイントについては、以下の記事で解説しています。
【物価高で貯金が損?オルカン月5,000円を2年続けた共働きのリアル】
まとめ|物価高でも食費はちゃんと守れる

物価高は、私たちが個人でコントロールできるものではありません。
しかし、買い方・使い方を変えることは今日からできます。
この記事でお伝えした7つの節約術を、もう一度まとめます。
- 値上げが激しいカテゴリ(卵・油・パン)を把握する
- スーパーのPB商品を意識して選ぶ
- 週2回の買い物日を固定する
- 冷凍ストックで食材ロスを減らす
- 自炊の回数を増やして外食・コンビニとの距離を取る
- 献立をざっくり決めて買い物リストを作る
- ふるさと納税で「実質食費」を圧縮する
全部を一度にやる必要はありません。
「まずこれだけやってみよう」という1つを決めて、小さく始めてみてください。
我が家も最初から完璧にできていたわけではありません。
物価高をきっかけに少しずつ習慣を変えてきた結果が、今の「月3万円台後半」という数字です。
節約は我慢ではなく、無理せず続けられる仕組みをつくること。
その積み重ねが、物価高ともうまくつきあえる家計をつくっていきます。
物価高は止められませんが、買い方を整えれば食費はちゃんと守れます。
まずは7つのうち1つを、今日の買い物から試してみてください。

