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「節約しているはずなのに、なぜか家計が楽にならない」
物価高が続くなかで、そう感じている方は多いのではないでしょうか。
食費を切り詰めたり、電気をこまめに消しても月末になると財布は寂しいまま。
がんばっているのに報われない感覚は、本当につらいものです。
でも、家計を立て直す近道は、実はもっとシンプルです。
それは面倒がらずに、「固定費を見直すこと」。
この記事は、共働きでそこそこの世帯収入があり、自分たちで家計をなんとかしたいと考えている方に向けて書いています。
私たち夫婦が実際に見直した固定費の中身と、削減できた金額を「迷い」や「失敗」も含めて正直に公開します。
記事を読み終えるころには、「今日、何から手をつければいいか」がはっきりするはずです。
- 物価高で家計が苦しい本当の原因と見直すべき優先順位
- 共働き夫婦が実際に固定費を削った金額と具体的な手順
- 節約だけでは追いつかないと気づいた先に何をすべきか
物価高で「生活できない」と感じるのは、あなただけではありません

物価高が長く続き、「生活がきつい」と感じている人は、決してあなただけではありません。
食料品やエネルギー価格の上昇は、多くの家庭の家計を圧迫し続けています。
がんばって節約しているのに苦しさが消えないのは、努力が足りないからではありません。
多くの場合、見直す場所が違っているだけです。

節約してるのに全然ラクにならないんだよね…。
もう削るところなんてないよ。

それね、たぶん削る場所がちょっとズレてるだけなんだ。
場所を変えれば、もっと少ない我慢で大きく変わるんだよ。
なぜ節約しているのに楽にならないのか
節約してもお金が残らない最大の理由は、「変動費」ばかりを削っているからです。
変動費とは、食費や日用品、レジャー費など毎月金額が変わる支出を指します。
ここを削る節約は、効果が出るたびに我慢が必要で、しかも続けないとすぐ元に戻ってしまいます。
- スーパーをはしごして10円安い卵を探す。
- エアコンを我慢して体調を崩す。
こういった行動は、努力の量のわりには家計へのインパクトは小さく、ストレスばかりが溜まっていきます。
これでは「がんばっているのに楽にならない」と感じて当然です。
物価高を乗り切る本当のカギは、変動費ではなく「固定費」にあります。
固定費は、一度見直せば効果がずっと続き、しかも日々の我慢を必要としません。
ここからは、私たち夫婦が実際にどう固定費を見直したのかを、具体的な手順とともにお話しします。
物価高対策で個人がまずやるべきは「固定費」の見直し

物価高対策として個人ができることの中で、最も効果が大きく、しかも長続きするのが固定費の見直しです。
固定費とは、毎月ほぼ決まった額が出ていく支出のこと。
通信費、保険料、サブスク、光熱費の基本契約などが当てはまります。
ここを一度見直すと、その効果は何もしなくても毎月続いていきます。
固定費から見直すべき理由(変動費との違い)
固定費の見直しが優れているのは、「一度の手間で効果がずっと続く」点にあります。
たとえば、変動費である食費を月3,000円削ろうとすると、毎月ずっと買い物を我慢し続けなければなりません。
一方、固定費である通信費を月3,000円削減できれば、最初に契約を変えるだけで、あとは何もしなくても毎月3,000円が自動的に浮き続けます。
年間にすれば36,000円。5年で180,000円です。
しかも、最大のメリットは「我慢はゼロ」。

一回やれば、あとはずっと効果が続くってこと?

そう。だから順番が大事なんだ。
我慢が少なくて効果が大きいところから手をつければ、節約は一気にラクになるよ。
見直す前に「固定費を全部書き出す」のが最初の一歩
具体的な見直しに入る前に、必ずやってほしいことが一つあります。
それは、毎月出ていく固定費を一度すべて書き出すことです。
通信費、保険料、サブスク、電気・ガス・水道、家賃や住宅ローンなど。
紙でもスマホのメモでも構いません。
私たちも最初にこれをやって、「こんなに固定費があったのか」と驚きました。
書き出すと、金額の大きいものから順に並べられます。
物価高対策では、この「金額が大きく、見直しの手間が一度きりで済むもの」から着手するのが鉄則です。
つまり、闇雲に削るのではなく効果の大きい順に攻めるということです。
効果の大きい順|共働き夫婦が実際に見直した固定費

ここからは、私たち夫婦が実際に見直した固定費を、効果の大きかった順に公開します。
一般論ではなく、実際に動かした金額とそのときの具体的な手順です。
ご自身の家計に置き換えながら読んでみてください。
- ① 保険の見直し(外貨建て生命保険の解約)
- ② 通信費(大手キャリアから日本通信SIMへ)
- ③ サブスクの棚卸し(Amazonプライム・Spotify)
- ④ 電力・ガス会社の見直し(正直な結果も公開します)
① 保険の見直し(外貨建て生命保険の解約)
最も効果が大きかったのは、保険の見直しでした。
私たち夫婦は、数年ほど外貨建ての生命保険に加入していました。
しかし、外貨建てのため為替の影響を受けやすく、円安が進むと支払う保険料が上がっていく仕組みでした。
物価高で家計が苦しいときに、保険料までじわじわ上がっていく。
これが家計を圧迫している大きな原因だと、あるとき気づきました。
夫婦で見直した結果、私自身の分で月約40,000円、妻の分で月約60,000円、合わせて月約100,000円の削減になりました。
金額が大きく見えるかもしれませんが、ここで伝えたいのは金額そのものではありません。
「払い続けている固定費が、知らないうちに家計を圧迫していないか」を一度立ち止まって確認することの大切さです。
私たちが実際にたどった手順は、次の通りです。
- 加入している保険証券をすべて集め、保障内容と毎月の保険料を書き出す
- その保障が「今の自分に本当に必要か」を一つずつ確認する
- 公的保険制度(健康保険・遺族年金など)でカバーされる範囲を調べる
- 公的保障で足りない部分だけを、必要最小限の保険で補う形に組み替える
ここで重要なのは、3番目の「公的保険制度を調べる」という工程です。
日本の公的保険は、多くの人が思っているよりも手厚くできています。
その仕組みを知らないまま民間保険に過剰に入っていると、固定費を無駄に膨らませてしまいます。
私たちは、この工程を踏んだことで「本当に必要な保障はそれほど多くない」と気づくことができました。

保険って、入ってると安心だから解約はちょっと怖いな…。

その気持ちすごく分かるよ。でも「なんとなく安心」で払い続けるのが一番もったいないんだ。次の項目で、迷ったときどうしたかも正直に話すね。
② 通信費(大手キャリアから日本通信SIMへ)
次に効果が大きかったのが、通信費です。
私たちは2人とも大手キャリアを使っていましたが、日本通信SIMに乗り換えました。
結果は次の通りです。
- 私自身:月5,000円 → 月1,390円
- 妻:月5,000円 → 月2,178円
※見直し当時をもとに概算で出してます。
夫婦2人で月6,000円以上、年間で70,000円〜80,000円の削減になりました。
通信費は「毎日使うものだから高くて当然」と思い込みがちですが、実際の使い方を見直すと、大手キャリアでなくても困らないケースは多いものです。
実際に乗り換えるときの流れを、わかりやすくまとめました。
- 自分のスマホがそのまま使えるか(対応端末か)を確認する
- キャリアメール以外のメールアドレス(GmailやYahooメールなど)を用意する
- 支払い用のクレジットカードを準備する
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を用意する
- 日本通信SIMの公式サイトから申し込み、画面の案内に沿って手続きする
電話番号をそのまま引き継ぐ場合、以前は「MNP予約番号」の取得が必要で、これが乗り換えのハードルになっていました。
しかし現在は「MNPワンストップ方式」に対応しており、対応するキャリアからの乗り換えなら予約番号の発行が不要です。
申し込み画面で現在の契約事業者を選び、案内に従うだけで進められるため、以前よりかなり簡単になっています。
ただし注意点もあります。
物理SIMの場合はカードの到着を待つ必要があり、本人確認の混雑状況によっても開通までの日数が変わります。
「申し込んだその日からすぐ使える」と思い込まず、数日の余裕を持って手続きするのが安心です。
乗り換えの手順や日本通信SIMの実際の使い心地は、別の記事で詳しくまとめています。
③ サブスクの棚卸し(Amazonプライム・Spotify)
3つ目は、サブスクの見直しです。
「使っているつもり」で払い続けているサービスは、意外と多いものです。
私たちは、Amazonプライムと Spotify を見直し、合計で月約1,500円を削減しました。
金額だけ見ると小さく感じるかもしれません。
しかし固定費なので、これも年間にすれば約18,000円が自動的に浮き続けます。
サブスクの見直しで迷わないために、私たちは次の基準で一つずつ判断しました。
- 過去1か月で実際に使ったかどうかを思い出す
- 便利かどうか」ではなく「その便利さに、その金額を払う価値が今もあるか」で考える
- 似た機能のサービスを複数契約していないか確認する
- 解約しても本当に困るか、一度立ち止まって考える
ポイントは2番目です。
サブスクは「あれば便利」なものばかりなので、「便利か」で判断すると全部残ってしまいます。
「その金額を払う価値が今もあるか」で問い直すと、惰性で続けていたものが見えてきます。
なお、解約してみて「やっぱり必要だった」と感じたら、また契約すればいいだけです。
サブスクは契約も解約も簡単なので、まず一度止めてみる、という判断がしやすい固定費でもあります。
④ 電力・ガス会社の見直し(正直な結果も公開します)
4つ目は、電力・ガス会社の見直しです。
ここは、あえて正直に書きます。
私たちは新電力会社から、大手電力会社(九州電力)に切り替えました。
ただし、明確な削減データは残っておらず、「大幅に安くなった」という実感はあまりありませんでした。
新電力会社のビジネスモデルを考えると、「必ずしも誰でも大きく得をするとは限らない」。
私たちが、実際に試したうえでの正直な感想です。
光熱費の見直しは、通信費や保険ほどの即効性はない場合もあります。
それでも、今の契約内容を一度把握しておくこと自体には意味があります。
効果が小さかった私たちの経験を踏まえると、光熱費は次の点だけ確認しておけば十分です。
- 今の契約プランと、毎月の請求額を把握する
- 電気の契約アンペア数が、実際の使用量に対して大きすぎないか確認する
- 乗り換えを検討する場合は、キャンペーンの一時的な割引ではなく、長期的な単価で比較する
特に3番目は重要です。
新電力会社は加入時のキャンペーンが手厚く見えても、長期的に必ず安くなるとは限りません。
「効果が大きい順に手をつける」という観点では、光熱費の優先度は高くないというのが私たちの結論です。
まずは保険と通信費。
ここを終えてから光熱費に進むのが、効率の良い順番です。

うまくいかなかったことも隠さず書くのがまつとラボらしさだよね。
全部が大成功なんてことはないんだ。だからこそ順番が大事なんだよ。
固定費を見直しても不安が消えないときに考えたいこと

ここまでの見直しで、家計はかなり軽くなりました。
しかし、固定費を削っても心のどこかにこんな不安が残りませんか。
「節約だけで、この先の物価高にずっと耐えられるのだろうか」
正直に言うと、私たちも同じ不安を感じました。
保険解約で迷った話(実体験の本音)
実は、外貨建て保険を解約するとき、私たちは大きく迷いました。
これまで払ってきた保険料に対して、解約時に戻ってくるお金(返戻率)が悪かったのです。
「ここまで払ったのだから、もう少し待った方が得なのではないか」
そう考えて、解約をためらいました。
それから、保険がまったくなくなることへの不安も正直ありました。
そこで私たちは、感情で決めるのをやめ、知識で判断することにしました。
公的保険制度の仕組みを学び、ファイナンシャルプランナーの知識を身につけました。
その結果、「本当に必要な保障はネット保険で最小限に確保し、解約で浮いたお金は将来のために別の形で活かす」という結論に至りました。
迷ったときに「損したくない」という気持ちで止まるのではなく、「何が必要で何が不要か」を判断する。
これが、固定費の見直しで一番大切な姿勢だと実感しています。
「節約=守り」。それだけでは追いつかない現実
ここで気づいたことがあります。
節約は、出ていくお金を止める「守り」です。
とても大切ですが、守りだけでは物価が上がり続ける状況に追いつききれない場面があります。
現金で持っているだけのお金は、物価が上がるとその価値が実質的に目減りしていきます。
私たちが外貨建て保険の解約で痛感したのも、まさにこの点でした。
だからこそ、固定費の見直しで浮いたお金を、物価高に負けない形でどう活かすかが次の課題になります。
つまり、固定費の見直しは「終わり」ではなく「入り口」でした。
「守りで浮かせたお金を、どう育てていくか」
ここが、家計を本当に立て直せるかどうかの分かれ道になります。
その具体的な方法は、別の記事で私たちの実体験をもとに詳しくお話しします。

節約した先に、ちゃんと次のステップがあるんだね!

そうなんだ。守って、浮かせて、育てる。
この流れができると、物価高もそんなに怖くなくなるよ!

まとめ|今日からできる物価高対策の最初の一歩
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 節約しても楽にならないのは、変動費ばかり削っているから
- 物価高対策は「固定費」から見直すのが、効果が大きく長続きする
- 見直す前に、固定費をすべて書き出して金額の大きい順に並べる
- 効果の大きい順は、保険 → 通信費 → サブスク → 光熱費
- 実体験では、保険と通信費の見直しで家計が大きく軽くなった
- 光熱費の見直しは、効果が出ないこともある(正直な結果)
- 固定費の見直しは入り口。浮いたお金をどう活かすかが本当の分かれ道
物価高は、自分の力ではどうにもできないように感じます。
でも、固定費という「自分でコントロールできる場所」は必ずあります。
まずは一つでいいので、「今日、契約内容を確認してみてください。」
スマホの料金プランでも、入っている保険でも、使っていないサブスクでも構いません。
その小さな一歩が、物価高に振り回されない家計をつくる出発点になります。

全部いっぺんにやらなくていいんだ。一個ずつでいい。
やった分だけちゃんとラクになるよ。一緒にやっていこう!



