「投資信託を始めたいけど、商品が多すぎて何をどう見ればいいのかわからない…」
私も最初はまったく同じ状態でした。
SBI証券で新NISAのつみたて投資枠を使おうと決めたものの、対象ファンドの一覧を開いた瞬間に手が止まりました。
困ったので「投資信託 選び方」で検索しました。上位に出てくるのは証券会社や銀行のサイトばかりでどの記事にも書いてあることはだいたい同じです。
「信託報酬を確認しましょう」「純資産総額を見ましょう」など。
言っていることは正しいのですが、具体的な判断基準は書かれておらず、「信託報酬が何%以下なら合格なのか」「純資産総額はいくら以上あればいいのか」肝心のところがどこにもありません。
そこで私は、自分なりに「ここだけ見れば選べる」という5つの比較ポイントを整理しました。
そして、実際にそれを使って銘柄を決めました。
この記事では、その5つのポイントと選んだ過程をそのままお伝えします。
読み終わる頃には「自分でも選べそう」と感じてもらえる内容にしてます。
- 投資信託を選ぶときに見るべき5つの比較ポイント・具体的な判断基準
- 6,000本以上のファンドを数本まで絞り込む手順
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に決めた理由と全過程

投資は怖くない!
初心者でも安心して読める内容にしているから一緒に学んでいこう。
投資信託の「見方」がわからないのは当たり前


たくさんある銘柄の中から、どれに投資したらいいか全く分からないよ…

まずは重要なポイントをおさえていこう!
商品数6,000本以上。選べなくて普通です
日本で購入できる投資信託の数は約6,000本以上あります。
この数字を聞いて「そんなに多いの?」と驚く方も多いのではないでしょうか。
コンビニの商品数が約3,000点と言われていますから、約その2倍です。
しかも投資信託の場合、パッケージを見ても中身の違いがほとんどわかりません。
「eMAXIS Slim 全世界株式」と「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」。名前だけ見ても、何が違うのか初心者にはまず判断できません。
選べなくて当たり前です。
むしろ、6,000本の中から迷わず1本を選べる初心者がいたら、それは何も考えていないだけです。
ネットの解説記事に「判断基準」が書かれていない問題
私が最初にやったのは、YouTubeやSNSでの情報収集でした。
「投資信託 おすすめ」「投資信託 初心者」で検索すると、動画もブログ記事も大量に出てきます。どれも丁寧に解説してくれているのですが、共通して気になったことがあります。
- 「信託報酬を確認しましょう」
- 「純資産総額をチェックしましょう」
- 「分散投資を意識しましょう」
どれも言っていることは正しいのですが、具体的な判断基準は書かれていません。
信託報酬は何%以下ならOKなのか。純資産総額はいくら以上あれば安心なのか。
肝心の数字がどこにもありませんでした。
教科書としては優秀でも、実際に銘柄を選ぶ段階になると役に立ちません。
これが、初心者が「見方がわからない」と感じる本当の原因です。
この記事で伝える5つの比較ポイントの全体像
そこで私は、自分なりに「この5つだけ見れば選べる」という比較ポイントを整理しました。
- 信託報酬(運用管理費用)
- 投資対象と地域
- 純資産総額
- ベンチマークとの乖離
- つみたて投資枠の対象かどうか
この5つを順番にチェックしていけば、6,000本の投資信託を数本まで絞り込めます。
次の章からは、各ポイントを1つずつ解説し、すべてのポイントに、私が実際に比較・選定した体験談をつけています。
「知識」ではなく「使える判断基準」としてお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【ポイント①】信託報酬(運用管理費用)を見る

信託報酬とは、「持っているだけで毎日引かれるコスト」
信託報酬とは、投資信託を保有している間ずっとかかり続ける手数料です。
「年率○○%」と表示されていますが、実際には日割りで毎日ファンドの資産から差し引かれています。
つまり、自分で支払う手続きは不要ですが、気づかないうちにコストが発生しているということです。
たとえば、
信託報酬が年率0.5%のファンドに100万円を投資した場合、年間約5,000円が自動的に差し引かれます。
一方、年率0.1%のファンドなら約1,000円です。
たった0.4%の差ですが、「年間で4,000円」「10年なら4万円」。運用額が大きくなるほど、この差は無視できなくなります。
投資信託の手数料には、購入時の「販売手数料」や解約時の「信託財産留保額」もあります。
しかし、つみたて投資枠の対象ファンドは販売手数料が無料(ノーロード)のものが大半です。
そのため、実質的に最も気にすべきコストは信託報酬だけと考えて問題ありません。
初心者が目安にすべき信託報酬の合格ライン
結論から言うと、信託報酬は年率0.2%以下を目安にしてください。
この数字の根拠は、つみたて投資枠の対象ファンドの中でも人気上位に入るインデックスファンドが、おおむね0.05%〜0.2%の範囲に収まっているからです。
参考として、代表的なファンドの信託報酬を比較します。
| ファンド名 | 信託報酬(税込) |
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775% |
| SBI・全世界株式インデックス・ファンド | 0.1022% |
| 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.192% |
いずれも全世界株式に投資するファンドですが、信託報酬に約3倍の差があります。
同じ指数に連動するなら、コストは低いほうが有利です。
逆に、信託報酬が0.5%を超えるファンドは、初心者の段階ではあえて選ぶ理由がありません。
まずは0.2%以下で絞り込むだけで、候補が一気に減ります。
【体験談】私が信託報酬で候補を絞った過程
正直に言うと、私は最初は信託報酬をまったく気にしていませんでした。
「プロが運用してくれるなら、手数料がかかるのは当然だろう」くらいの認識で、ファンド名や投資対象ばかり見ていました。
気づいたきっかけは、似たようなファンドを2つ並べて比較したときです。
どちらも全世界の株式に投資するインデックスファンド。投資対象はほぼ同じなのに、信託報酬が0.05%と0.5%で10倍近く違いました。
「中身がほとんど同じなのに、コストだけ10倍違う」。これを見た瞬間、信託報酬を最初にチェックすべきだったと気づきました。
そこから、私はまず信託報酬0.1%以下を条件にして候補を絞りました。
この時点で6,000本以上あったファンドが、数十本程度まで減りました。

初心者の方には、まず0.2%以下で絞ることをおすすめします。
0.1%以下にこだわるのは、ある程度ファンドの違いがわかるようになってからでもOKです。
【ポイント②】投資対象と地域を見る

全世界・米国・日本 — 初心者はどれを選ぶべきか
投資信託を選ぶとき、信託報酬の次に見るべきは「何に投資しているか」です。
投資信託の投資対象は、大きく分けると以下の3パターンがあります。
| 投資対象 | 特徴 |
| 全世界株式 | 世界中の約50カ国・数千銘柄に分散投資 |
| 米国株式 | 米国企業に集中投資(S&P500など) |
| 日本株式 | 国内企業に集中投資(日経225、TOPIXなど) |
「結局どれがいいの?」と思うかもしれませんが、唯一の正解はありません。
ただし、初心者の方に1つだけ意識してほしいポイントがあります。
それは「1つの国に集中しすぎていないか」です。
米国株式は過去数十年にわたって高いリターンを出してきました。しかし、それが今後も続く保証はありません。
どの国が成長するかを予測するのは、プロでも難しい話です。
初心者のうちは、「予測しなくていい」という選び方をするのが安全です。
インデックスファンドとアクティブファンドの違い
投資対象と合わせて確認しておきたいのが、ファンドの運用方針です。
投資信託は大きく2種類に分かれます。
- 「インデックスファンド」
日経平均やS&P500などの「指数(インデックス)」と同じ値動きを目指すファンドです。機械的に運用するため、信託報酬が低い傾向にあります。
- 「アクティブファンド」
ファンドマネージャーが独自の判断で銘柄を選び、指数を上回るリターンを目指すファンドです。人件費や調査費がかかるため、信託報酬は高めになります。
「プロが選んでくれるなら、アクティブのほうが儲かるのでは?」と思うかもしれません。
しかし実際には、長期で見るとインデックスファンドのリターンを上回り続けるアクティブファンドはごく一部です。
初心者がつみたて投資枠で始めるなら、まずはインデックスファンドを選んでおくのが堅実です。
【体験談】私が「全世界株式」を選んだ理由
私が最終的に選んだのは、全世界株式(いわゆるオルカン)でした。
正直に言うと、最初は米国株式(S&P500)にしようと思っていました。YouTubeでもSNSでも「S&P500を買っておけば間違いない」という意見をよく見かけたからです。
しかし、色々と調べていくうちに気になったことが出てきました。
S&P500は米国企業のみで構成されています。つまり、米国経済が停滞したら、ファンド全体が影響を受けます。
過去のリターンが優秀なのは事実ですが、それは「過去の結果」であって「将来の保証」ではありません。
一方、全世界株式は約50カ国・数千銘柄に分散されています。米国が成長すれば米国分の恩恵を受けられますし、仮にアジアやヨーロッパが伸びればそちらの恩恵も自動的に取り込めます。
私が全世界株式(オルカン)を選んだ決め手は、以下の3つです。
- 全世界に分散がきいていること。どの国が伸びても取りこぼさない安心感がありました。
- 信託報酬の低さです。eMAXIS Slim 全世界株式は0.05775%。ポイント①でお伝えした合格ラインを大きく下回っています。
- 米国一極集中を避けたかったことです。投資初心者の私が「米国は今後も成長する」と確信を持てるはずもないし、予測しなくていい全世界に賭けるほうが、自分の性格には合っていました。

「どの国が伸びるかわからないなら、全部買えばいい」
初心者だった私なりの結論です。
【ポイント③】純資産総額を見る

純資産総額が少ないファンドのリスクとは
純資産総額とは、そのファンドに集まっているお金の合計額です。
「投資家からの預かり資産がいくらあるか」を示す数字なので、ファンドの規模を測るものさしです。
なぜこれが重要かというと、純資産総額が小さすぎるファンドには2つのリスクがあるからです。
- 「繰上償還のリスク」
繰上償還とは、ファンドの運用が途中で打ち切られることを指します。
資産が集まらず運用を続けられなくなると、運用会社がファンドを強制終了させることがあります。積み立てた資産が、意図しないタイミングで現金化されてしまいます。 - 「運用率の低下」
資産規模が小さいと、売買コストの比率が相対的に高くなります。
結果として、信託報酬以外の「見えないコスト」が増え、リターンに影響する可能性があります。
どちらも、長期でコツコツ積み立てたい初心者にとっては避けたいリスクです。
最低○○億円以上を目安にする理由
では、純資産総額はいくら以上あれば安心なのか。
一般的には「最低でも50億円以上」と言われることが多いですが、私は1,000億円以上を基準にすることをおすすめします。
「そんなに高いハードルで大丈夫?」と思うかもしれません。
つみたて投資枠の人気ファンドに限れば、1,000億円以上のファンドは珍しくありません。
むしろ、人気ファンドの多くは数千億〜数兆円規模です。
基準を高めに設定するメリットは以下のとおりです。
- 繰上償還の心配がほぼなくなること
- 多くの投資家から支持されている
このような実績が、ファンドの信頼性を裏付けてくれることです。
50億円は「最低限のライン」であって、「安心ライン」ではありません。
初心者こそ、余裕を持った基準で選ぶほうが安心です。
【体験談】人気ファンドの純資産を実際に比較した結果
私が実際にSBI証券で人気ファンドの純資産総額を調べたとき、正直驚きました。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は数兆円規模です。
桁が違いすぎて、はじめは表示を見間違えたのかと思いました。
一方で、同じ全世界株式に投資するファンドでも、純資産総額が数十億円程度のものもあります。投資対象がほぼ同じでも、投資家の支持にこれだけ差があるわけです。
この差が生まれる理由はシンプルです。
- 信託報酬が低い
- 運用実績が安定している
- 知名度がある
こうした条件がそろったファンドに資金が集まり、純資産総額がさらに大きくなります。
これが「人気が人気を呼ぶ」構造です。
私は「1,000億円以上」を条件に加えた時点で、候補がさらに絞り込まれました。
ポイント①の信託報酬0.1%以下と合わせると、この時点で残ったのは数本程度です。

純資産総額は、難しい分析が不要な「見るだけでわかる」指標です。
初心者にこそ使いやすいフィルターだと思います。
【ポイント④】ベンチマークとの乖離を見る


ここからは、少しだけ専門的な内容をわかりやすく解説していくね。
トラッキングエラーとは — 意外と知らない”ズレ”の話
インデックスファンドは、特定の指数(ベンチマーク)と同じ値動きを目指す金融商品です。
しかし、実際には指数とまったく同じ動きにはならず、わずかな「ズレ」が必ず発生します。
このズレのことをトラッキングエラーと呼びます。
なぜズレが起きるのか、主な原因は3つです。
- 信託報酬などのコストが差し引かれること
- ファンドが株式を売買するタイミングが指数の算出タイミングと完全に一致しないこと
- 配当金の再投資にタイムラグがあること
したがって、トラッキングエラーは完全にゼロにはできません。ただし、ファンドによってその大きさには差があります。
同じ指数に連動するファンドが複数あるなら、ズレが小さいファンドのほうが「指数に忠実な運用ができている」ということです。
月次レポートのどこをチェックすればいいか
トラッキングエラーを確認する方法はいくつかありますが、初心者の方に一番わかりやすいのは月次レポート(マンスリーレポート)です。
月次レポートは、各ファンドの運用会社が毎月発行している報告書です。SBI証券であれば、ファンド詳細ページからPDFで閲覧できます。
レポートの中で見るべきポイントは1つだけです。
「基準価額の推移」グラフで、ファンドの値動きとベンチマーク(指数)の線がどれだけ重なっているか。
2本の線がほぼぴったり重なっていれば、ズレが小さい=運用精度が高いと判断できます。
逆に、線が明らかに離れている場合は、何らかの要因でズレが大きくなっています。
数値で細かく計算する必要はありません。グラフを目で見て「ほぼ重なっているかどうか」を確認するだけで十分です。
【体験談】同じ指数でもファンドによって差がある事実
正直に言うと、私は最初トラッキングエラーのことをまったく知りませんでした。
「インデックスファンドは指数と同じ動きをするものだ」と思い込んでいたので、ファンドごとに差があるという発想自体がなかったのです。
気づいたきっかけは、投資信託を比較分析しているブログ記事や動画でした。
同じ「MSCI ACWI(全世界株式指数)」に連動するファンドでも、ベンチマークとの乖離に差があるという内容を見て、初めて「同じ指数でも運用の質が違う」ということを理解しました。
そこから、候補に残っていた数本のファンドの月次レポートを実際に見比べてみました。
確かに、グラフ上でベンチマークとの重なり具合に差があるのがわかりました。
最終的に、この乖離の小ささが、私がファンドを1本に決める際の最後の判断材料になりました。
ポイント①〜③(信託報酬・投資対象・純資産総額)で候補を数本に絞った段階では、正直どれを選んでも大差ないように見えました。
ベンチマークとの乖離という「運用の質」を比較したことで、納得感を持って1本を選ぶことができました。
初心者にとってトラッキングエラーは少しとっつきにくい概念かもしれません。
しかし、月次レポートのグラフを見るだけで確認できるので、最終判断の材料としてぜひ取り入れてみてください。
【ポイント⑤】つみたて投資枠の対象かどうかを見る

金融庁の基準をクリアしたファンド=初心者の最強フィルター
新NISAのつみたて投資枠で購入できるファンドは、金融庁が定めた基準をクリアしたものに限られています。
この基準には、以下のような条件が含まれています。
- 販売手数料が無料(ノーロード)であること
- 信託報酬が一定水準以下であること
- 分配金を頻繁に出さないこと(長期運用向きであること)
- 運用期間が無期限、または20年以上であること
つまり、金融庁が「長期・積立・分散投資に適している」と認めたファンドだけが、つみたて投資枠の対象になっています。
これは初心者にとって非常に大きなメリットです。6,000本以上ある投資信託の中から、金融庁が事前にスクリーニングしてくれているわけです。
2026年4月時点で、つみたて投資枠の対象ファンドは約300本程度。
6,000本が300本まで絞られるので、最初のフィルターとしてこれ以上に強力なものはないです。
※つみたて投資枠の対象商品は金融庁のサイトで確認できます。
参考:つみたて投資枠対象商品届出一覧(金融庁)
SBI証券でつみたて投資枠の対象ファンドを調べる方法

ここでは、実際にSBI証券を利用してみての解説です!
SBI証券でつみたて投資枠の対象ファンドを確認する手順はシンプルです。
SBI証券にログインし、「投信」のメニューから銘柄検索画面を開きます。
検索条件に「つみたて投資枠対象」のフィルターがあるので、これにチェックを入れるだけです。
対象ファンドの一覧が表示されたら、そこからポイント①〜④(信託報酬・投資対象・純資産総額・ベンチマークとの乖離)の基準を順番に当てはめていけば、候補は数本まで絞り込めます。
この「つみたて投資枠対象」のフィルターを入口にして、残りの4つのポイントで比較していく。これが、初心者にとって最も効率的な選び方です。
【体験談】私が最終的に選んだ銘柄とその決め手
実はこのポイント⑤を記事では最後に紹介していますが、私自身が最初にやったのはここでした。
SBI証券で「つみたて投資枠対象」のフィルターをかけて、まず候補を約300本まで絞りました。
いきなり6,000本の中から選ぶのは無理でも、300本なら一覧を眺めるだけでもなんとかなります。
そこから、
- ポイント①の信託報酬0.1%以下で絞る
- ポイント②の全世界株式に限定する
- ポイント③の純資産総額1,000億円以上を条件に設定する
その結果、候補数は数本まで絞れます。
- 最後にポイント④のベンチマークとの乖離を月次レポートで確認する
ポイント①〜④を経て、最終的に選んだのがeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
この決め手をまとめると、以下の通りです。
| ポイント | eMAXIS Slim 全世界株式の評価 |
| ①信託報酬 | 0.05775%(業界最低水準) |
| ②投資対象 | 全世界約50カ国・数千銘柄に分散 |
| ③純資産総額 | 数兆円規模(国内最大級) |
| ④ベンチマーク乖離 | 極めて小さい |
| ⑤つみたて投資枠 | 対象 |
5つのポイントすべてで高い水準を満たしていたので、迷いなく決めることができました。
もちろん、これが唯一の正解というわけではありません。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドなど、他にも優秀なファンドはあります。
大事なのは、「なんとなく」ではなく「自分なりの基準で選べた」という納得感です。
5つのポイントで比較した結果の一覧表

ここまで解説した5つのポイントで、代表的なファンド4本を比較した結果を一覧表にまとめます
全世界株式から2本、米国株式から2本を選びました。初心者が「オルカンかS&P500か」で迷ったときの判断材料にもなります。
| 比較ポイント | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド |
| ①信託報酬 | 0.05775% | 0.1022% | 0.0814% | 0.0938% |
| ②投資対象 | 全世界約50カ国(MSCI ACWI) | 全世界 (FTSE GACI) | 米国株式 (S&P500) | 米国株式 (S&P500) |
| ③純資産総額 | 約5兆円超 | 約3,500億円 | 約10兆円超 | 約1.5兆円 |
| ④ベンチマーク乖離 | 極めて小さい | やや大きい傾向 | 極めて小さい | 小さい |
| ⑤つみたて投資枠 | 対象 | 対象 | 対象 | 対象 |
※信託報酬・純資産総額は2026年4月時点の概算です。最新の情報は各運用会社の公式サイトでご確認ください。
この表の見方と「私ならこう読む」解説
4本ともつみたて投資枠の対象であり、信託報酬は0.1%前後の低水準です。
どれを選んでも大きな失敗にはなりにくいファンドばかりです。
その上で、私ならこう読みます。
- 全世界 vs 米国の判断
米国が今後も一番伸びる」と確信があるならS&P500。確信がないなら全世界株式。私はH2③でお伝えした通り、予測しなくていい全世界を選びました。 - 同じ投資対象内での比較
全世界株式で比べると、eMAXIS Slim オルカンは信託報酬・純資産総額・ベンチマーク乖離のすべてでSBI・全世界株式を上回っています。
米国株式でも、eMAXIS Slim S&P500がSBI・Vを総合的にリードしています。
この表を見て「どれも似ているから決められない」と感じたら、信託報酬が最も低く、純資産総額が最も大きいファンドを選んでおけば間違いありません。
私の場合、それがeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)でした。
大事なのは、「完璧な1本」を探すことではなく、「自分なりの基準で納得して選べた」という事実です。
この表を使って、ご自身の判断で1本を選んでみてください。
投資信託を選んだら次にやること

SBI証券でつみたて設定する手順
銘柄が決まったら、あとは実際につみたて設定をするだけです。
SBI証券での手順は以下の通りです。
- SBI証券にログインし、「投信」メニューを開く
銘柄検索で、選んだファンド名を入力します。 - 「積立買付」を選択する
金額買付」ではなく「積立買付」を選んでください。
つみたて投資枠で購入する場合は、NISA口座の「つみたて投資枠」を指定します。 - 積立金額と買付日を設定する
毎月いくら積み立てるか、何日に買い付けるかを決めます。
買付日は自由に選べますが、特にこだわりがなければデフォルトのままで問題ありません。 - 設定内容を確認して完了
確認画面で金額・ファンド名・NISA枠が合っているかをチェックして確定します。

ここまでの作業は、慣れれば5分〜10分で終わります。
設定後にやらなくていいことリスト
つみたて設定が完了したら、基本的に「何もしない」のが正解です。
初心者がやりがち、でもやらなくていいことを挙げておきます。
- 毎日基準価額をチェックする → 不要です
長期投資では短期の値動きに意味はありません。
気になる気持ちはわかりますが、見れば見るほど不安になるだけです。 - 相場が下がったときに売却する → やめてください
つみたて投資の最大のメリットは、下がったときに多くの口数を買えることです。
下落時に売ると、そのメリットを自ら捨てることになります。 - 他のファンドに頻繁に乗り換える → 不要です
5つのポイントで選んだファンドであれば、頻繁に見直す必要はありません。
年に1回、信託報酬や純資産総額に大きな変化がないか確認する程度で十分です。
やることはシンプルです。設定したら、あとは放置だけでOKです。

設定が終わったら、後はほったらかしでOK。
ゆるく続ける投資の基本です。
\ まだ証券口座をお持ちでない方へ /
※口座開設・維持費は無料です。投資信託の購入時手数料も無料(ノーロード)です。
まとめ|投資信託の選び方は5つだけ覚えればいい

この記事では、投資信託の見方がわからない初心者の方に向けて、私が実際に銘柄を選んだ5つの比較ポイントをお伝えしました。
改めて内容を振り返ります。
| ポイント | 私が使った基準 |
| ①信託報酬 | 0.2%以下(私は0.1%以下で絞った) |
| ②投資対象と地域 | インデックスファンド/全世界株式 |
| ③純資産総額 | 1,000億円以上 |
| ④ベンチマークとの乖離 | 月次レポートで確認し、小さいものを選ぶ |
| ⑤つみたて投資枠の対象か | 金融庁の基準をクリアしたファンドに限定 |
6,000本以上ある投資信託も、この5つのフィルターを順番にかけていけば、数本まで絞り込めます。
大事なのは、「最高の1本」を見つけることではなく、自分なりの基準で納得して選べたかどうかです。
私もはじめは何もわからない状態からスタートしました。
YouTubeやSNSで情報を集め、ネットの記事を読み、比較表を作り、最終的にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にたどり着きました。
この記事が、あなたが「自分でも選べそう」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

まずは1本、自分の基準で選んでみよう!

