「低収入だから、どうせ貯金なんて無理…」
そう感じていませんか?
実は、収入が高くてもお金が貯まらない人がいる一方で、手取り15万円でも着実に貯金できている人がいるのも事実です。
貯金ができる人とできない人の違いは、年収ではなく「考え方と行動のクセ」にあります。
この記事では、心理学の視点から浪費の原因を紐解き、誰でも今日から実践できる無理のない節約術と、節約しながらも「心の豊かさ」を手に入れる暮らし方についても解説します。
- なぜ「収入が少ない=貯金できない」は思い込みなのか?
- ストレスや見栄による「無駄な出費」を防ぐ具体的な節約術
- お金がなくても「心が満たされる暮らし方」が見えてくる

収入が低くても貯金できる方法なんて、本当にあるの?

収入が低くても、考え方と行動のクセを理解すれば、無理のない節約で
貯金ができるようになるから、ぜひ実践しよう!
低収入でもお金が貯まる人の共通点

「収入が少ないから貯金できない」は、多くの場合思い込みです。
実際に、手取り月15万円台でも年間50万円以上の貯金をしている人はたくさんいます。
では、そうした人たちはどんな特徴を持っているのでしょうか?
ここでは、「貯まる人」に共通する3つのポイントをご紹介します。
- 収入よりも「支出管理」を重視している
- お金の使い方に「価値基準」がある
- 「小さな成功体験」を積み重ねている
収入よりも「支出管理」を重視している
多くの人は「もっと収入があれば…」と考えがちですが、収入を増やすよりも早くて確実なのが支出のコントロールです。
貯まる人は、日々の生活費や固定費をしっかり把握し、お金の出入りを見える化しています。
たとえば、家計簿アプリを活用して「どこに無駄があるか」を明確にし、改善できる支出から順に見直していくのが特徴です。
支出を「感覚」ではなく、ちゃんと「数値」で捉えることが重要です

自分に合ったツールを活用して、支出の無駄を明確にしよう!
お金の使い方に「価値基準」がある
貯まる人は、他人と比べてモノを買うことが少ないです。
見栄や流行に流されるのではなく、「自分にとって本当に必要なもの」にしかお金を使いません。
これは心理学で言う「内的基準(internal standard)」がしっかりしている状態のことです。
SNSで見かける「キラキラ投稿」に刺激されて買い物をすることも少なく、自分軸で判断できていいるのです。
- 自分の意見や感覚を重視するため、自信があり、決断が速い傾向があります
- 他人からどう思われるかよりも、自分が納得できるかどうかで判断します
- 小さな衝動を抑えるなど、自分の中に明確なルールを持っていることが多いです

他人からの目や意見よりも、「自分の軸」を持って判断できることが大切!
「小さな成功体験」を積み重ねている
いきなり「毎月3万円貯金しよう!」とするのではなく、まずは1日500円節約してみるなど、
小さな目標を設定して継続する力を持っています。
行動経済学ではこれを「スモールステップ法」と呼び、自己効力感(自分はできるという感覚)を育てるのに非常に効果的です。
スモールステップ法:
アメリカの心理学者バラス・スキナー氏が提唱したプログラム学習の原理の一つです。
大きな目標(大目標)を一度に達成しようとすると負担が大きいですが、
小さな目標(小目標)に分割することで、失敗のリスクを減らし、達成感を得やすくするという方法です。
- モチベーション維持: 成功体験が快感を生み、継続のエネルギーになる
- 行動しやすい: 最初の一歩が軽くなり、億劫さを感じない
- 自信の向上: 小さな目標をクリアするたびに、「やればできる」という自信が醸成される
貯まる人は、「成功した経験」を習慣化していくことで、節約がストレスではなく“楽しいこと”に変わるのです。

まずは、小さな成功体験を積むことからスタートしよう!
「私は貯金が苦手だから…」と諦めていた方も、仕組みを整え、考え方を変えるだけで誰でもお金は貯まります。
大切なのは、収入額ではなく「お金との付き合い方」です。
この意識が変わるだけで、人生は大きく変わり始めます。
心理学で読み解く「浪費の正体」

「無駄遣いしてしまった…」「また要らない物を買ってしまった…」
そんな後悔を繰り返してしまうのは、あなたの“意思が弱い”からではありません。
実は、私たちの脳と心理の働きが、浪費へと自然に導いてしまう仕組みがあるのです。
この仕組みを知ることで、浪費を防ぎやすくなり、自然と節約が「続けられる」ようになります。
- 「ストレス」が浪費を招くメカニズム
- 「未来の自分」を信用できない脳のしくみ
- 「買わないと不安」になる仕掛けが日常にある
ストレスが浪費を招くメカニズム
一番の原因は「ストレスによるドーパミンの欲求」です。
心理学では、人は不安や不満、疲れなどのストレスを感じた時、「快楽」を求める行動に出やすくなることが知られています。
この時、手っ取り早く快感が得られるのが「買い物」です。
- コンビニスイーツを買う
- ネットショッピングでポチる
- タイムセールのまとめ買い
このような買い物は、即座に満足感を得られる行為として、脳がご褒美を与えてくれます。
しかし、その快感は一時的なもので終わる特徴があります。
根本的なストレス解消にはならないため、また繰り返してしまうのです。
これが「ストレス浪費のループ」です。
このような浪費行動を防ぐためには、ストレス解消の手段を
「買い物」以外にもつことが必要です。
- 外を散歩する
- 読書をする
- 瞑想や深呼吸をする

ストレスが消費行動につながる原理は、本当によくわかるよ。
以前の僕は、まさに「ストレス消費のループ」にハマっていた経験がある…。

ストレスが原因で、消費行動を起こしてしまう原理を知ることと、
そのストレスを「買い物」以外で解消する手段を見つけることが大事だね!
「未来の自分」を信用できない脳のしくみ
行動経済学で有名な「現在志向バイアス(Present Bias)」という理論があります。
人は、「未来に得られる利益」よりも「今すぐ得られる小さな快楽」を優先してしまうという
人間心理の傾向です。
現在志向バイアス(Present Bias):
2017年にノーベル経済学賞を受した、アメリカの経済学者リチャード・セイラー氏をはじめとする経済学者によって、人間の中に「将来を見据える計画者(Planner)」と「目先の快楽を追う実行者(Doer)」が共存するという「プランナー=ドゥアー・モデル」を提唱しました。
つまり、
「将来のためにお金を貯めよう」と頭では思っていても、
目の前のセール品や“限定”商品を見た瞬間、未来の自分への思いやりは吹き飛んでしまうのです。
この脳の特性は誰にでもあるため、「浪費=自分の性格」と決めつけて落ち込む必要はありません。
重要なのは、この傾向を自覚した上で“仕組み”でコントロールすることです。
ヒント:貯金も「先取り自動化」すれば、未来の自分を信じられなくても貯まる!

「先取り貯金」は、こういった心理的な傾向を、うまく回避する仕組みにもなっているよ!
「買わないと不安」になる仕掛けが日常にある
現代の広告は非常に巧妙で、人間の「欠乏感」や「不安感」に訴える心理的トリガーが多数仕掛けられています。
- 今だけ〇〇%オフ!」→ 損失回避バイアス
- 「限定」「残りわずか!」→ 希少性の原理
- 「買っているのは20代女性!」→ 社会的証明
これらはすべて、
消費者が「買わないと損かも…」と思い込むように設計されたテクニックです。
対策としては、商品を見た瞬間に反応せず、
“脳の冷却期間”を設けて「本当に必要か」を見極める習慣をつけることが有効です。

広告を見てすぐに買ってしまう行動を改めるよ(泣)

広告を見てすぐに反応せずに、一度冷静に考えれる「習慣」を身につけることが
大切だね!
今日からできる!浪費を防ぐ心理テクニック5選

「浪費をやめたい」と思っても、気がついたら買い物カゴに商品が入っていた…。
そんな経験は誰にでもあります。
ですが、
心理学を活用すれば、意志の力に頼らず自然と浪費を減らせる行動テクニックがあります。
ここでは、誰でも今日からすぐに実践できる、行動経済学×節約マインドのテクニックを5つご紹介します。
- 買う前に「24時間待つ」ルールを設ける
- キャッシュレスではなく「現金払い」に戻す
- 「これは自分の時給に見合うか?」と自問する
- 「ノー」と言える環境を整える
- 「お金が貯まる空間」をつくる

ここからは、浪費を防ぐためのテクニックを紹介していくよ!
1.買う前に「24時間待つ」ルールを設ける
衝動買いを防ぐ最も効果的な方法の一つが、“時間をおく”ことです。
人は感情が高ぶっているときに判断を誤りやすく、「今すぐ欲しい!」という気持ちに流されがちです。
「24時間ルール」とは、何かを買いたくなった時に1日だけ冷却期間を置くというもの。
一晩寝てみると、意外と「別にいらなかったかも」と感じることも多く、自然と浪費が減っていきます。
具体例:ネットショッピングの場合は、一度「お気に入り登録」して24時間は保留にする
2.キャッシュレスではなく「現金払い」に戻す
キャッシュレス決済は便利ですが、心理的な「お金を失う痛み」が感じにくく、
使いすぎるリスクが高まることが研究でも示されています。
現金で支払うと、「お札が減る感覚」や「財布が薄くなる実感」によって、購買行動が抑制されやすいのです。
可能であれば、日々の買い物だけでも現金払いに切り替えてみましょう。
補足:週の予算を「封筒」に分けて管理する、「袋分け家計術」も効果的

一部を現金払いにしてみるのも、おすすめだよ
3.「これは自分の時給に見合うか?」と自問する
何かを買う前に、「この金額は、自分の時給に見合っているか?」と問いかけてみてください。
例えば、3,000円の服を買うとき、あなたの時給が1,000円なら3時間働いた対価になります。
こう考えることで、「それだけの価値がある?」と冷静になれるのです。
行動経済学では、「機会費用」を意識することで、支出抑制につながるとされています

「機会費用」ってどういう意味?
機会費用(Opportunity Cost):
何かを選んだ際に、「もし別の選択肢を選んでいたら得られたはずの利益(価値)」のこと。
「選ばなかった選択肢の価値」とも言われ、現金として支払うわけではないが、実際には失われている「見えないコスト」を指す。

「機会費用」の例をいくつか紹介するね!
時間の使い方:平日の夜に2時間のドラマを見る場合、その2時間でできた勉強や副業の成果が機会費用になる。
投資:100万円を貯金している場合、その100万円で株を買って得られたであろう配当や利益が機会費用となる。
アルバイトと映画:1回5,000円稼げるアルバイトを休んで、1,500円の映画を見に行った場合、実費(1,500円)+失ったアルバイト代(5,000円)=合計6,500円がこの映画の機会費用を含む総コストとなる。

全ての選択は、「トレードオフ(何かを優先すれば、何かを犠牲にする)」の関係にある。
機会費用を認識することで、「この選択をして本当に利益が出ているか?」「もっと良い選択はないか?」と判断でき、より賢い意思決定が可能になるよ!
4.「ノー」と言える環境を整える
節約を妨げるのは、自分自身だけではありません。
友人からの飲み会の誘いや、職場での付き合い、ちょっとした見栄など…。
こういった“断れない出費”も、意外と家計を圧迫します。
そこで大切なのは、自分の価値観や目標を明確にし、「行かないことへの罪悪感」を減らすことです。
「今は節約中だから」など、やんわりと断るスクリプトを用意しておくと断りやすくなります。
例文:「ごめんね、今ちょっと節約モードで…。次回またぜひ誘って!」

周りとの関係性をうまく保ちながら、断るときに使う文言をいくつか持っておこう。
5.「お金が貯まる空間」をつくる
人は環境に影響されやすく、モノが多い部屋では気持ちが散漫になり、衝動買いが増えやすなります。
特に視界に“使っていない物”がたくさんあると、「もっと必要な気がしてくる」という心理的錯覚が起こります。
まずは不要なものを処分し、視界に入る情報量を減らすことから始めましょう。
部屋がスッキリすると、心も整い、「必要なものだけを選ぶ力」が育ちます。
思考:ミニマリスト的思考は、節約と精神的充足の両立に非常に効果的です

もう着なくなった洋服やアクセサリーや靴を、思い切って捨てたら、自分にとって「本当に必要なものだけを選べる力」が自然とついてくるから不思議。

ミニマリスト的な思考には、今の現代に必要不可欠な考えかもしれないね!
人の行動は、意志よりも環境と仕組みによって左右されます。
無理に我慢するのではなく、買いにくい状況をつくることで浪費は自然と減っていきます。
重要なのは、少しずつ“環境”を変えていく。これこそが、長続きする節約術のカギです
節約=我慢ではない!心が豊かになる支出術

「節約」という言葉を聞くと、多くの人が「我慢」や「窮屈さ」を連想します。
しかし、実際にお金が貯まっている人たちの節約は“我慢”ではなく“選択”です。
大切なのは、「使わないお金」を増やすのではなく、「満足感を得られるお金の使い方」を見つけること。
心が豊かになる支出とは、少ないお金でも高い満足度を得られるお金の使い方のことです。
- 自分にとっての「大切なもの」を明確にする
- 「浪費」ではなく「投資」としてお金を使う視点を持つ
- プチ贅沢を上手に取り入れる

ここでは「自分に合った、お金の使い方」を見つけるコツを解説していくよ!
自分にとっての「大切なもの」を明確にする
本当に節約したいなら、
まず「削る」ことよりも、「残すべきもの」をはっきりさせることが大切です。
例1:外食が唯一の楽しみなら、そこにはある程度お金を使う
例2:読書が癒しなら、本を買うことは我慢しなくていい
自分にとって何が「幸福感」を高めるのかを知ることで、他の無駄な支出にブレーキがかかります。

ノートやメモ帳に、最近のお金の使い道を10個挙げ、「満足度が高かった順」に並べてみよう!
「浪費」ではなく「投資」としてお金を使う視点を持つ
お金の使い方には「消費・浪費・投資」の3つがあります。
- 消費:日々の生活に必要な支出(家賃・食費など)
- 浪費:満足度が低く、後悔が残る支出(衝動買いなど)
- 投資:未来の自分を豊かにする支出(自己成長、人間関係など)
この3つを踏まえた上で、
- 本を買うこと
- セミナーに参加すること
- 信頼できる仲間や友人との食事
これらはすべて「投資」としての支出と考えることができます。
節約と投資は相反するものではなく、浪費を減らし、投資に振り分けることが「質の高い支出」となります。
プチ贅沢を上手に取り入れる
ストイックすぎる節約は、必ずどこかで反動がきます。
無理に我慢をしすぎると、ある日突然のリバウンド浪費に走ってしまうことも…。
そこでおすすめなのが、「プチ贅沢ルール」です。
たとえば、
- 月に1回は、お気に入りのカフェでスイーツを楽しむ
- 節約できたら、その分だけ“ご褒美支出”をOKにする
このように、楽しみながら節約することで心の安定感が増し、継続しやすくなります。

継続のコツは、我慢しすぎずメリハリが大切だよ!
まとめ|お金と心のバランスを整える「仕組み」を持とう

「収入が少ないと、節約なんて苦しいだけ」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、この記事でお伝えしたように、節約とは我慢ではなく“自分を知ること”でもあります。
お金の使い方は、あなたの価値観や暮らし方そのものです。
だからこそ、「なんとなく」で使うのではなく、自分にとって意味のあるお金の流れを作ることが大切です。
心を整え、無駄を減らし、豊かさを感じられる支出ができるようになると、
自然とお金も残りはじめ、生活に安心感が生まれます。
- 家計簿アプリをインストールして、支出の「見える化」から始める
- 「買いたい!」と思ったら、まずは24時間ルールで一旦保留
- 支出を「時間給」に換算して、本当に価値があるかを考える
- 財布から現金が減る感覚を取り戻すために、週1回は現金払いに戻す
- 自分にとっての「大切な支出」と「削っていい支出」を書き出す
- ストレスを感じたときの「買い物以外の対処法」を3つ用意する
- 部屋の中で“使っていないもの”を5つ手放してみる
- 節約の目的を「お金を残すこと」ではなく「満足度を高めること」に切り替える

「自分に本当に必要なもの」を見つるコツや、人が浪費をする仕組みも理解できたから、今日から浪費を減らす行動を実践してみるよ!

人の行動心理や、浪費の正体を理解することは、自分らしい豊かな暮らしをするうえでは、重要なことだから、しっかり覚えておこうね!
貯金は、「気合い」や「節約テクニック」だけでは続きません。
でも、心理の仕組みを理解し、自分に合った方法を選び、生活の中に“ちょっとした仕組み”を作ることなら、誰でも今日から始められます。
収入が少なくても、心は豊かに。
そして、お金は「使い方」を変えれば、ちゃんとあなたの味方になってくれます。
まずは、できそうなことを1つだけ。今日から、始めてみましょう。


